【意外と知られていない女性の加齢臭】いつからオンナはニオうの?いつまでも良い香りでいるために今日から出来ること

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サイト運営者:太田 雄久

僕は、中年になって自分から発するニオイに気づかず、仕事やプライベートでの失敗を数多くしました。
当時は、ネットも今ほど充実しておらず、「ニオイで病院に行く」という発想もありませんでした。
人間は誰しもが老い、そして加齢臭は避けては通れない道なのです。
僕と同じように加齢臭が気になった人たちへ、良い情報提供をしようと特に加齢臭・口臭等のニオイに特化したサイトを立ち上げました。

ライターは看護師、薬剤師歯科衛生士医学部学生等医療関係者等による記事です。
全ての記事が医療法務の専門家による厳しいチェックを受けております。

皆さんは加齢臭と聞くとおじさんのニオイをイメージしませんか?

A子

あ〜部長が今日もクサくてどうにかしてほしい。私は女だから加齢臭とは無縁だわ。

そう思っているあなた、女性にも加齢臭はあるんです

筆者も以前までは加齢臭=中年男性というイメージを持っていました

女性の加齢臭に対するイメージがないということは、日常的に女性の加齢臭を感じる機会が少ないということだと思います。

それは男性とのホルモン量の違いであったり、どうしても女性の方が身だしなみを整えることに気をつけている傾向があるといった理由があります

女性の皆さん、

A子

そうは言っても周りにクサいと言われる加齢臭はおじさんだけでしょう。

B子

私は30才近いけど、周りからクサいなんてこと言われたことないし大丈夫よ。

と思っていませんか?

 

少し思い返してみてください。今まで女性からニオイを感じたことは全く無かったでしょうか?

A子

そういえば… デパートの地下街での買い物中、すれ違ったマダムからプーンと感じた香水に紛れた独特なあのニオイ、もしかして…。

B子

女子更衣室で隣り合わせになった女性から感じたあのニオイ、今思えば加齢臭だったのかな…。

どこかで少なからず、このように感じた経験があるのではないでしょうか。

 

 

では、次に

『おじいちゃんのニオイ』『おばあちゃんのニオイ』を想像してみてください。

おばあちゃんだけ無臭でしたか?残念ながら、そんなことはないですよね。

老人臭と言われることもあるくらい、ヒトはどうしても年齢を重ねると加齢臭が出てしまいます

それとは対照的に、赤ちゃんは本当に良い匂いがしますよね。

いつまでも赤ちゃんのような良い匂いがすることが理想なのですが、自然と年齢を重ねるので加齢臭は誰しもが避けられない問題です。

筆者

私も、もう少しで30代へ突入します。正直なところ、まだまだ加齢臭は他人事だと思っていますが、実際にはどうなのでしょうか。

それでは、女性の加齢臭について一緒に勉強していきましょう。

女性の加齢臭がいつから起こるのか…どうすれば加齢臭を防げるのか、これらのことをしっかり学んで、いつまでも良い香りで魅力的な女性を目指しませんか?

女性の加齢臭の原因となる要因は、大きく分けて2つあります。

①女性ホルモンの減少

②ラクトンの減少

では、まず一つ目の要因『女性ホルモンの減少』について勉強していきましょう。

①女性ホルモンの減少

加齢臭の原因となるものは皮脂です。

男性ホルモンが皮脂の分泌を刺激するため、男性のほうがニオイやすいのです。

しかし、女性も年齢と共に女性ホルモンが減少し男性ホルモンが優位になると、皮脂臭が発生しやすくなります

また、女性ホルモンには皮脂の分泌や酸化を抑える働きがあります。

更年期に入り女性ホルモンの分泌が減ると、皮脂の分泌量が増え酸化しやすくなるためニオイが増します。

つまり…女性ホルモンの減少する頃に加齢臭は発生するというわけです。

そもそも更年期はいつ?

更年期とは…閉経の前後の5年間、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少し、それに伴う体調変化が起こる時期。閉経の年齢は個人差があるが、40〜50代に起こりやすい

ということから…

40代頃から加齢臭は発生するということがわかりました。

C子

私はまだ20代だし、40歳までまだ余裕があるから大丈夫!

そう思っているそこのあなた、油断してはいけません。

女性ホルモンの減少による加齢臭の増加は40代頃からありますが、それより前に女性のニオイは変化することがわかっています

その理由として、二つ目の要因『ラクトンの減少』があります。

②ラクトンの減少

実は、若い女性は『ラクトン』という物質により良い香りがするそうなのです。

ラクトンは、キンモクセイなどの花や果物、母乳などに含まれる臭気成分です。

ピーチココナッツのような甘い香りを放ちます。

この香りには、女性の見た目の印象『女性らしさ』『若々しさ』『魅力度』を上げる働きもあると言われています。

このラクトンの分泌量は10代後半がピークで、加齢と共に減少し30代になると激減します。

このラクトンの減少と、皮脂の増加によるニオイにより体臭の変化が起こるのです。

つまり…

『40代からなら大丈夫!』と油断してはならず、ラクトンが激減する30代から加齢臭には気をつけなければいけないのです。

A子

えー!どうしよう…。

何か加齢臭を食い止める方法はないの?

筆者

加齢臭が発生する前に、この事実を知ることが出来たあなたはラッキーですよ。既に加齢臭に悩んでいるあなたも、今日からできる女性の加齢臭を予防する方法を学んでいきましょう。

女性の加齢臭を予防する方法

1.皮脂をしっかり洗い流す

加齢臭の原因となる皮脂を洗い流すことで、加齢臭の発生を抑えることができます

皮脂は、からだの中心ラインに多く存在しています。

具体的な部位としては、

頭皮、額、鼻、顎、首、胸元、背中

が挙げられます。

特に、頭皮は皮脂が多く分泌される部分なので、しっかり洗いましょう

ニオイ対策のために販売されているシャンプーを使用しても良いですね。

朝と夕のシャワー浴で余分な皮脂を洗い流すことが理想的で、朝にサッとシャワー浴をするだけで夕方のニオイをぐっと抑えることができます

 

しかし、朝は仕事や育児で忙しい方が多く「シャワーなんて浴びられないよ〜」という方が多いと思います。そんな時は、出かける前に蒸しタオルで拭うだけでも夕方までのニオイが軽減されますよ。

筆者

病院で働く私の経験ですが、病院の患者さんは基本的に治療のためにシャワーを毎日浴びることが難しい方が多いのです。そういう患者さんは毎日お湯で濡らした温かいタオルで全身を拭いています。タオルで拭き上げるだけでも、からだのニオイは全然違います

これは私のちょっとした工夫ですが、赤ちゃんに使う沐浴剤を入れたお湯にタオルを浸してそのタオルでカラダを拭くととても良い香りがして大人でも心地よい気持ちになれますよ。おすすめの沐浴剤はスキナベーブです。

お湯を準備する時間がない方は、濡らしたタオルを電子レンジで500Wで1分を目安に温めると蒸しタオルが完成します。蒸しタオルで皮脂を拭うこともおすすめです。

ただし、加熱のし過ぎなど電子レンジの取り扱いには注意してくださいね。

2.食事を見直す

(1)抗酸化物質を含む食材を取り入れる

加齢臭を抑えるためには、加齢臭の原因となる過酸化脂質の生成を抑える成分を食事にて摂取することが役立ちます

過酸化脂質とは、脂質が活性酵素によって酸化されたもの。

体内の過酸化脂質を減らすためには、活性酸素を抑える役割を持つ抗酸化物質が必要です。

代表的な抗酸化物質には、

・ビタミンC

・ビタミンE

・カロチノイド類

・ポリフェノール類

があります。

  • ビタミンCが摂れる食べ物

パプリカ、ブロッコリー、イチゴ、レモン、オレンジ、サツマイモ、ジャガイモなど

  • ビタミンEが摂れる食べ物

卵、アーモンド、オリーブオイル、アボカド、大豆、鰻、カボチャなど

  • カロチノイド類が摂れる食べ物

ニンジン、ホウレンソウ、ピーマン、柑橘類、スイカなど

  • ポリフェノール類が摂れる食べ物

コーヒー、緑茶、紅茶、チョコレート、蕎麦、生姜など

しかし、毎日の食事で全て摂取することは難しいと思うので、薬局などで販売されているサプリメントを活用することも一つの手だと思います。

(2)脂質を摂りすぎない

「前日に揚げ物を食べ過ぎて、何だか今日は顔がテカテカしている気がする…」そんな経験はありませんか?

脂質を摂りすぎない食事を心がけることで皮脂の過剰分泌を抑えてくれます

  • 脂質の少ない食事
①炭水化物

お米をはじめ、うどんや中華麺には脂質がほとんど含まれていません

②肉類

鶏ささみ肉鶏や豚の胸肉は脂質が少ないです。肉類も部位によっては脂質が多いため摂りすぎには注意しましょう。鶏や豚に比べ、牛肉は脂質が多い傾向にあります。

③魚介類

貝類甲殻類はほとんど脂質がありません。真鱈やキスなどの白身魚も脂質が少ないためおすすめです。

④野菜類

野菜類は脂質が含まれていないものがほとんどです。しかし、野菜を摂取する際に使用するドレッシングには脂質が多く含まれているため注意が必要です。

脂質の摂りすぎに気をつけるには、ノンオイルのドレッシングがおすすめです。

(3)ラクトンを含む食事をする

良い香りのするラクトンですが、ラクトンを含む食べ物は沢山あります。

代表的な物としては、

桃、あんず、バター、ヨーグルトが挙げられます。

桃ピューレを乗せたヨーグルトなど、毎日の習慣として食べるのにいかがでしょうか。

3.睡眠をしっかりとる

脂質を酸化させ過酸化脂質に変化させる活性酵素は、睡眠不足などの不健康な生活によって体内で増加します。活性酵素の増加によって、体内が酸性に傾いてしまいます。

そのことが原因で、皮脂が酸化されてしまいニオイが増加するのです。

最近では、疲れや睡眠不足が原因で起こる体臭はストレス臭とも呼ばれています。

ニオイを発生させないためにも、睡眠時間はしっかり確保し規則正しい生活を心がけましょう

まとめ

今までのことから、女性は30代頃からニオイが変わってくることがわかりました。40代に突入し更年期に入ると、更に女性ホルモン量が減少し本格的に加齢臭が増していきます

まだ20〜30代の方は、これから増すニオイを防ぐために、

40代以上の方は今より良いニオイになるために、しっかりと対策をしていきたいですね。

ニオイを防ぐ方法としては、

  1. 皮脂をしっかり洗い流す
  2. 食事を見直す
  3. 睡眠をしっかりとる

を挙げました。

周りの人から『良い匂いのする素敵な女性』と言われるようお互い努力していきたいですね。

監修者

【監修者プロフィール】

第97回薬剤師国家試験に合格後、薬剤師としてドラッグストア併設の薬局で薬剤師・管理薬剤師を経験しました。

現在は化学系専門商社にて医療法務の業務(薬機法・景品表示法、医療法等)や化学物質管理業務に携わっています。

薬剤師の業務はもちろん、医療・健康分野にも豊富な知識を有しています。

サイト運営者:太田 雄久

僕は、中年になって自分から発するニオイに気づかず、仕事やプライベートでの失敗を数多くしました。
当時は、ネットも今ほど充実しておらず、「ニオイで病院に行く」という発想もありませんでした。
人間は誰しもが老い、そして加齢臭は避けては通れない道なのです。
僕と同じように加齢臭が気になった人たちへ、良い情報提供をしようと特に加齢臭・口臭等のニオイに特化したサイトを立ち上げました。

ライターは看護師、薬剤師歯科衛生士医学部学生等医療関係者等による記事です。
全ての記事が医療法務の専門家による厳しいチェックを受けております。

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