「あれ?何だか自分がクサい。きっとこの服のせいだ。すぐに洗濯しなきゃ。・・・あれ?服を脱いでもニオうぞ。今日は汗かきすぎたのかな・・・。
早くお風呂に入ろう。・・・え?お風呂に入ってもニオうぞ!自分はワキガだったのか?いや、脇は臭くないぞ。じゃあどこからこのニオイは来ているんだ?・・・・え?へそ!?へそがクサい!」
このように自分から何か変なニオイがしていると思ったら、まさか「へそ」からとは。
体から発するニオイとして、頭や脇、口臭などのケアに気を使っている方は多いでしょう。
市販のケア用品もたくさん販売されているため、対策もしやすいかと思います。
しかし、「へそのニオイのケア」はどうでしょうか。
どうやってケアすればいいかわからず、「そもそもへそからニオイなんてするの?」という方がほとんどではないでしょうか?
しかし、対策がわからないからといって放っておくと、気づかないうちに周囲に迷惑をかけてしまう可能性も十分にあります。
今回は、体臭に気を使っている人でも見落としがちなおへそのニオイの原因、予防、発生した時の対処法をご紹介します。
この記事を読むことで、
・おへそからのニオイの原因がわかる
・ニオイを発生させないための方法がわかる
・ニオイが発生した場合の対処法がわかる
といったメリットが得られます。この記事を読めばもうおへそからの悪臭も、未知の問題ではありません!
目次
そもそもニオイの原因は?
おへそからの悪臭の基本的な原因は、そもそも「ちゃんと洗ってない」ことです。
これを聞くと「え?毎日ちゃんとお風呂に入ってるよ」と疑問に思うことでしょう。
しかしお腹を洗う際に、元々そこまで問題になるとも考えられていないおへそを、集中的に洗っている方はあまりいないと思います。
おへその迷信
「お腹を出して寝ると雷様におへそを取られるよ」と言ったものもありますが、これは古来から子供に風邪をひかせないための親心ともいわれています。
「おへそを触るとお腹が痛くなる」と、小さいころから親に言われていたのであまり触っていない、という方もいるのではないでしょうか。
洗わないと・・・
おへそ自体がお腹の表面の窪みのようなものなので、
普通にお腹を洗うだけでは汚れが落ちにくい
ということもあるかと思います。
洗ってないことが原因ならば、ニオイのもとは、ずばり「汚れ」になります。
「へそのゴマ」は皆さん知っているかと思います。
料理に使ったり、ごま油にもなるあの植物のゴマに見た目が似ているため、「へそのゴマ」と呼ばれていますが、
実はあれは垢と同じ
体からでる汚れが固まったものなのです。
皮脂や汗、垢や衣類の繊維や石鹼のカス等、体に付着していた様々な汚れが固まってへその
ゴマとなります。それがたまって雑菌が繁殖し、結果として悪臭が発生してしまうのです。
状況としては、例えばいろんな汚れを拭いた雑巾を、洗いもせずにものすごい日当たりの悪いところに放置しておいた感じでしょうか。絶対触りたくないですよね。
実はこのへそのゴマの中から採取される細菌数は約120万個ともいわれており、これはトイレの便器の水の約4100倍ともいわれています。
「え?つまり自分のおへそはトイレの水の4100倍汚いってこと?」こう思われる方もいらっしゃるでしょう。残念ながらその通りです。
それくらい汚いものが詰まっているわけですから、服を着ている状態でもニオッテきそうですよね。
次のことに当てはまる人は要注意
① 普段から汗などのニオイが気になる方
② お腹が太りぎみの方
これらに該当する方はさらに注意が必要です。
理由としては、まずへそのゴマのもととなるのは、汗や皮脂などの汚れです。
これらのニオイが最初から気になるのであれば、それによって作られるへそのゴマのニオイも当然キツイものになると考えられます。
お腹が太り気味の方については、おへそが狭くなってしまうため、通常より汚れがたまりやすくなってしまいます。
その分悪臭を発生させる可能性も高くなってしまうのです。
洗う場合も注意が必要
ここまで記事を読んでみて、自分のおへそを見てみると「あれ?ゴマもあるし何か黒ずんでて汚い!」と思ってゴシゴシ洗いたくなっちゃいますよね。でもちょっとお待ちください。
汚いからといって強く洗ってしまうと、さらに大きな問題を引き起こしてしまう可能性があるんです。
おへその構造と注意すること
おへそはお腹から窪んでおり、体の他の部分と違って、おへその下には皮下脂肪がありません。
そのため、おへその下はすぐに腹膜や腸につながっています。
刺激を与えると直接腹膜や腸を刺激してしまう可能性もあり、腹痛を引き起こしてしまうことがあります。
おへその洗い方
おへそを洗う場合には、ナイロン製のスポンジ等で洗うのではなく、ボディーソープ等を泡立てて、泡洗いをするなど、おへそを刺激しすぎない方法で洗うことが大切です。
これを続けることで雑菌が溜まるのを防ぐことが出来ます。
おへそが黒ずみ、ゴマができている場合は・・・
すでにおへそに黒ずみやゴマができている場合、今までお話した泡洗いを行えばおへそは
きれいになるのでしょうか?
確かにきれいになるかもしれませんが、かなりの期間やり続けなくてはいけません。
痛い体験談
実は僕は、おへその黒ずみを取ろうとナイロンのスポンジでゴシゴシこすり洗いをしたことがあるのですが、この汚れは中々しつこく、落とすのが大変でした。
しかもおへそ内の皮膚は弱いので、洗った後は擦りむいた状態みたいになって痛くて大変でした。絶対にやらない方がいいです。
ここでは、すでにゴマや黒ずみができている場合の対応方法を紹介いたします。
2ステップの洗い方
やり方は今からお話しする2ステップを実行するだけです。
①入浴後に
ベビーオイル、オリーブオイル等
のオイルをおへそに数摘垂らし、10〜15分くらい放置する
②放置して汚れが柔らかくなったところを綿棒や柔らかい布等で優しくふき取る。
この方法で黒ずみやゴマも除去することが出来ます。
ここで注意して欲しいのが、すべての汚れがきれいに取り切れなくても何回もこの方法を行うとやはりおへそを刺激してしまうため、このオイルケアも実施するのは月に1〜2回くらいにとどめておきましょう。
一度で汚れが取り切れなかったとしても、またしばらくは泡洗いを続けて汚れが増えるのを防ぎ、時間を置いて再度オイルケアを行い、汚れの完全除去を目指しましょう。
生活から見直す!汚れが溜まりにくくするには?
日々の生活習慣を改善することで、過剰な汗や皮脂の分泌を抑え、おへそへ汚れが溜まりにくい体質に変えていくことが可能です。
これはおへその汚れだけでなく、全体的な体臭の改善にもつながります。
ここではいくつかの改善すべき習慣を紹介します。
食生活の改善
汗や皮脂の成分は食生活に大きく影響を受けます。普段からお肉類や揚げ物などの高カ
ロリー、高脂肪の食品ばかり食べていると、汗や皮脂の分泌量を増やし、体臭を強める原因となってしまいます。
また、このような食事は肥満体型の原因にもなりますので、おへそが狭く
なり洗いにくくなってしまいます。
食事は高カロリー・高脂肪を減らし、野菜を多めにするなどバランスのいいものへシフトするよう心掛けましょう。
運動習慣をつける
運動不足になると、汗を出す汗腺があまり働かなくなり、その結果老廃物が汗腺に溜まって
しまいます。
そして一度汗をかくとその老廃物も一緒に流れてしまうので、体臭もきつくなりがちです。
また食習慣と同じように、運動をしなければ肥満体型になる可能性も高くなってしまいます。
ウォーキングなどの軽い運動からでもいいので、日々の生活に運動習慣を取り入れ、適度に汗をかくようにしましょう。
疲労・ストレスを溜めない
疲労やストレスが蓄積された状態だと、汗や皮脂の分泌が増えるのに加え、肝機能が低下し、体内で分解できなかったアンモニアが汗と一緒に出てきます。
その結果、アンモニア臭の強い汗をかくようになり、体臭がキツくなってしまいます。
アンモニアはニオイとして感じやすいので、すぐに周りに気づかれてしまうかもしれないですね。
十分な睡眠を取る、湯船につかって疲労回復する、運動してストレスを解消する等、自分なりの疲労・ストレスからの回復方法を持っておくことが大切です。
湯船につかる
もし、お風呂をシャワーだけで済ませているのであれば、湯船につかる習慣をつけることも効果的です。
湯船につかることで体を芯から温め、汗と共に皮脂や汚れを洗い流すことができます。また、湯船につかることで先述した疲労回復にもなります。
病院に行くという選択
おへそのニオイの原因として、汚れの蓄積以外にも感染症などの場合もあります。
ここまで紹介した方法以外に、病院で診察を受けるということも選択肢として考えておきましょう。
まとめ
おへそから発する悪臭への対応策として、
・毎日の優しい泡洗い
・しつこい汚れを落とすオイルケア
・悪臭のもとを断つ生活習慣改善
・病院に行く
ことを紹介してきました。
普段あまり気にすることのない部位である、おへそですが放っておくと問題を引き起こすことが今回ご理解いただけたかと思います。
もしあなたが「おへそ」からのニオイで悩んでいるのであれば、もう大丈夫!今日からケアを始めて、きれいなおへそを手に入れましょう!
僕は、中年になって自分から発するニオイに気づかず、仕事やプライベートでの失敗を数多くしました。
当時は、ネットも今ほど充実しておらず、「ニオイで病院に行く」という発想もありませんでした。
人間は誰しもが老い、そして加齢臭は避けては通れない道なのです。
僕と同じように加齢臭が気になった人たちへ、良い情報提供をしようと特に加齢臭・口臭等のニオイに特化したサイトを立ち上げました。
ライターは看護師、薬剤師、歯科衛生士、医学部学生等医療関係者等による記事です。
全ての記事が医療法務の専門家による厳しいチェックを受けております。
僕は、中年になって自分から発するニオイに気づかず、仕事やプライベートでの失敗を数多くしました。
当時は、ネットも今ほど充実しておらず、「ニオイで病院に行く」という発想もありませんでした。
人間は誰しもが老い、そして加齢臭は避けては通れない道なのです。
僕と同じように加齢臭が気になった人たちへ、良い情報提供をしようと特に加齢臭・口臭等のニオイに特化したサイトを立ち上げました。
ライターは看護師、薬剤師、歯科衛生士、医学部学生等医療関係者等による記事です。
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