目次
加齢臭ってよく聞きますよね?
実際、多くの人が加齢臭に悩んでいると言われています。
でも、
「まだ若いし、気にしなくても大丈夫かな」
「予防なんてきっとできないし、ニオってきたら考えればいいんじゃない?」
と思う人は結構多いはず。
しかし、今のうちから加齢臭にならないように予防することは十分にできるんです!
クサくなってから対処するより、初めからニオイに悩まない方がいいですよね?
そこで今回は、
- 加齢臭とはどんなものか?
- 若いうちからできる、加齢臭の予防法
について詳しくお伝えしていきましょう。
加齢臭って何?
加齢臭に悩む人は非常に多い、という話をしましたが、
実際に「加齢臭って何?」と聞いてみると案外答えられない人が多い気がします。
特に、周囲にも自分にも経験がないとどんなものなのか分からないですよね。
そこでまずは、加齢臭がどんなものなのかを、ヤフー知恵袋を例に見ていきましょう。
助けてください。夫の加齢臭です。
最近夫の加齢臭が、耐えうる限度を超しました。
30代前半までは、枕がニオう程度だったのですが、
30代後半からだんだんニオイが強くなり、
50代に入った現在では、体中からニオってきます。
タバコは吸いませんし、飲酒もあまりしません。
肥満気味ではあります。
40代男性です。最近、自分の洋服や身の回りから、
古臭いというか青臭いようなニオイがします。
恐らく加齢臭です。どう対策をすればよいでしょうか?」
この二つの例から、かなり加齢臭の特徴が見えてきました。
まとめてみると
- 30~40代以降の男性に多く見られる
- 全身からニオう
- 古クサい、青クサいようなニオイがする
ということが言えるでしょう。
実際、加齢臭は、大体40代頃から始まると言われており、男性に多く見られます。
しかし、女性にも加齢臭に悩む方は多く、主に更年期以降に起こりやすいと言われています。
また、「古クサい、青クサい」というニオイの表現がありましたが、それ以外にも
- 古いロウソク、古本などのニオイ
- 脂のニオイ
- ブルーチーズのようなニオイ
と表現されます。
このようなニオイを自分自身から感じた時は、
もうすでに加齢臭が起こっているかもしれません。
加齢臭はどのようにして起こる?
加齢臭が大体どんなものか分かったところで、
次は「どのようにして加齢臭が発生するのか?」についてご説明しましょう。
加齢臭の原因物質は体の表面に出てきた、
皮脂に含まれます。
その物質は元々ニオいませんが、皮脂が取り除かれず、
体の表面に留まり続けることで酸化していきます。
そうすることで、加齢臭という独特なニオイを放つようになるのです。
この加齢臭の原因である皮脂の分泌には、
「男性ホルモン」が大きく関係していると言われています。
男性ホルモンの分泌は、20~30代の頃がピークで、その後緩やかに減少していきます。
この現象に比べて、代謝は40~50代頃に急激に低下します。
その結果、体の中の脂質の代謝が遅れ、結果的に加齢臭につながるのです。
そして、これらの影響が最も大きくなるのが50~60代と言われ、
この年代が加齢臭のピークとなります。
また、先程「加齢臭は全身からニオう」という話をしましたが、
この加齢臭が発生しやすい場所というのは、
つまり「皮脂が分泌されやすい所」なんです。
これには、頭皮や耳の後ろ、ワキ、首の後ろ、お腹、背中、胸といったところがあり、
比較的全身に分布しているので「全身からニオう」と言われるのです。
加齢臭の予防と対策
ここまで加齢臭について詳しく見てきました。
知っていくうちに「加齢臭に絶対なりたくない!」と思ったことでしょう。
そこで、ここからは加齢臭の予防法についてご紹介しましょう!
脂っこいものを取りすぎない
加齢臭は脂質が原因である、という話をしたので
そもそも体の中にある脂質を少なくすればよい、ということです。
意外かもしれませんが、食べ物は体のニオイに直結しています。
思い出してほしいのですが、揚げ物や焼き肉など脂っこいものを食べた時、
顔がべたべたしたりテカったりしたことはないでしょうか?
これは、体に取り込まれた大量の脂質が、
すぐに皮脂となって体の表面に出てきてしまうからなんです。
なので、食べ物に気を付けるだけで、
最も効果的な加齢臭予防が行える、というわけです。
脂質を多く含む食べ物として注意すべきなのは
- ファストフード
- 肉類全般
- 揚げ物
- スナック菓子
- バターや生クリームなどをたくさん使用した洋菓子
などがあります。
抗酸化作用のある食べ物を取る
加齢臭は、脂質に含まれるニオイの原因物質が酸化されることで起こります。
なので、その酸化を妨げるようにすればニオイを抑えられる、という方法です。
抗酸化作用のある物を普段からとるように心がけておくことで、
加齢臭をきちんと抑えることができます。
抗酸化作用があると言われる代表的なものは
- ビタミンC
- ビタミンE
- ポリフェノール
の三つです。
ビタミンCが多く含まれる食べ物には
キウイ、オレンジ、みかん、レモン、アセロラ、ブロッコリー。
ビタミンEが多く含まれる食べ物には
アーモンド、アボカド、落花生、かぼちゃ、枝豆、にんじん。
ポリフェノールが多く含まれる食べ物には
ブルーベリー、緑茶、大豆、ゴマ。
などがありますよ。
決してたくさん食べようとしすぎる必要はありません。
普段の食事に取り入れてみる、くらいの意識で十分に効果が期待できますよ。
適度な運動をする
適度な運動をすることで、加齢臭の原因となる皮脂を減らすことができるんです。
よく「ダイエットには運動」とありますが、
これは運動することで、代謝を良くし、脂肪の燃焼を促進する
脂肪が燃えれば、それだけ体重も減る
という流れがあります。
これと同じで、運動で体内の脂質を燃やしてしまえば、皮脂の量も必然的に減少します。
まだ皮脂の分泌がそんなに多くない年齢でも、
定期的に運動をして、体の代謝を良くしておくことで、
結果的に加齢臭の予防につながりますよ。
また、運動することで、適度に汗をかけば、
毛穴に詰まった皮脂を流し出してくれる、という効果もあります。
父に実践!加齢臭予防
突然ですが、筆者の父は50代で、最近「おや?これが加齢臭?」
くらいのかすかなニオイがするようになってきました。
父は毎日きちんと入浴し、飲酒や喫煙もほとんどせず、0時には就寝し、7時には起床するという比較的健康な生活を送っていることもあり、同年代の一般的な男性よりもクサくない方ではありますが、これから悪化する可能性がありそうだ、とは思っていました。
なので、先程紹介した三つの予防法を三日間行い、
どれくらい効果が出るのか検証してみました!
実際に行ったこととしては
- ファストフード、スナック菓子は食べない
- 魚料理を中心にし、肉を食べるときは鶏のささみにする
- 夕食の際には緑茶を飲む(これは検証前から行っていました)
- ビタミンCが多く含まれる食べ物(みかんやブロッコリー)を一日一回は食べる
- 車通勤を自転車通勤に(自転車で片道20分程度)
がありますが、たったの三日間で改善が見えることを目標にしているので、
結構ハードだったと思います。
もちろん、本人も最近少しニオイが気になっていたようだったので、乗り気でした(笑)
今回ニオイを確認するのは枕。
前日のニオイが影響するといけないので、
枕にタオルを巻き、そのニオイを検証します。(タオルは毎日変えます)
予防法を行う前は、枕から2mの距離のところまでニオって来ていました。
一日目、朝確認してみましたが、ほとんど検証前とは変わらず…
二日目もわずかにニオイが薄くなった感じがするくらいで、大きな変化は感じませんでした。
そして、三日目。
朝、枕を確認してみると・・・
2mの場所からはほとんどニオいません!
1mの場所まで近づくと、フワッとニオう感じはあるものの、そこまで強くない
でも、直接枕のニオイを嗅ぐと「いつものニオイだ」と感じました。
たった三日では、加齢臭かも?みたいなニオイは完全には消せませんでしたが、
これを続けると確実にニオイはなくなりそうだ、という確信がありました!
また、これはあくまでも個人的な意見ですが、
父はファストフードやスナック菓子が大好きなので、
それを辞めたことが最も効果的だったのでは?と思います。
加齢臭について知ることはできたでしょうか?
「まだ若いから!」と油断していると、
いつの間にか加齢臭に悩んでいるかもしれません。
また、若いうちから加齢臭の症状に悩まされる「若年性加齢臭」なんてものもあります。
ニオイが出る前に、きちんと予防をして悩まないような準備をしておきたいものですね。
僕は、中年になって自分から発するニオイに気づかず、仕事やプライベートでの失敗を数多くしました。
当時は、ネットも今ほど充実しておらず、「ニオイで病院に行く」という発想もありませんでした。
人間は誰しもが老い、そして加齢臭は避けては通れない道なのです。
僕と同じように加齢臭が気になった人たちへ、良い情報提供をしようと特に加齢臭・口臭等のニオイに特化したサイトを立ち上げました。
ライターは看護師、薬剤師、歯科衛生士、医学部学生等医療関係者等による記事です。
全ての記事が医療法務の専門家による厳しいチェックを受けております。
僕は、中年になって自分から発するニオイに気づかず、仕事やプライベートでの失敗を数多くしました。
当時は、ネットも今ほど充実しておらず、「ニオイで病院に行く」という発想もありませんでした。
人間は誰しもが老い、そして加齢臭は避けては通れない道なのです。
僕と同じように加齢臭が気になった人たちへ、良い情報提供をしようと特に加齢臭・口臭等のニオイに特化したサイトを立ち上げました。
ライターは看護師、薬剤師、歯科衛生士、医学部学生等医療関係者等による記事です。
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