久々に会った母親から異臭が!?

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サイト運営者:太田 雄久

僕は、中年になって自分から発するニオイに気づかず、仕事やプライベートでの失敗を数多くしました。
当時は、ネットも今ほど充実しておらず、「ニオイで病院に行く」という発想もありませんでした。
人間は誰しもが老い、そして加齢臭は避けては通れない道なのです。
僕と同じように加齢臭が気になった人たちへ、良い情報提供をしようと特に加齢臭・口臭等のニオイに特化したサイトを立ち上げました。

ライターは看護師、薬剤師歯科衛生士医学部学生等医療関係者等による記事です。
全ての記事が医療法務の専門家による厳しいチェックを受けております。

はじめに

コロナ禍の中、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
オミクロン株が流行る前に実家に顔を出した方もいらっしゃるでしょう。
僕もそうです。

約2年ぶりに実家の扉をたたき、顔のシワが増えた両親と顔をあわせました。
父の方は昔からタバコとお酒、加齢臭がしていたこともあり、気にならなかったのですが、母からも父と同じニオイがしてくるのです。

母は父とは違い、タバコもお酒もしなかったので、今まで気づけなかったのですが、女性でも加齢臭が発生するということが分かりました。

加齢臭の原因

加齢臭お酒タバコストレス睡眠不足などで発生する活性酸素が原因で皮脂からノネナールという成分が分泌されるようになり、この成分が加齢臭ニオイの元だとされています。

ノネナール年齢、体調の悪化などとともに出やすくなり、これが加齢臭と言われる所以であると言えるでしょう。

女性の体臭について

加齢臭というのは男女共通で、加齢と共に発生してしまうものということを理解していただけたと思いますが、一般的には加齢臭というのは50代60代以上の男性というイメージが強く持たれていることでしょう。

では、なぜ加齢臭男性のイメージなのでしょうか?

それは、女性からは加齢臭を打ち消せる香りの成分が出ているからなのです!

それがラクトンという成分です!

ラクトンとは?

ラクトンと聞いて、一部の有機化学を先行している理系の方以外が思い浮かぶイメージは、
「昔ラクオリゴ糖とか流行ったよね、その仲間?それともゴロゴロして太る人?(楽豚)」
くらいだと思います。

ラクトンというのは、若い女性から発せられるニオイ成分のことで、女性ホルモンの働きによって合成されるものです。

若々しい女性からは果物のような香りがするという言葉をテレビなどでも耳にすることがあると思いますが、それの元はこのラクトンでしょう。(厳密にはラクトンC10、ラクトンC11という成分)
(余談ですが、ファーストキスがいちごだのレモンだのに例えられるのも、このラクトンのせいではないかと僕は思います。)

このラクトンが女性の体のいいニオイの秘訣だということは2017年の9月にロート製薬株式会社によって発見されました。

ラクトンの効力切れについて

ラクトンについては上記のロート製薬の研究により、
ラクトンC10は20代
ラクトンC11は30代を皮切りに急速に減少してしまうそうです。

これは、人間の体内での活性酸素の濃度に反比例して少なくなってくることもわかっています。

女性のニオイの曲がり角35歳くらいなのかもしれません。

対策

20代、30代で香りの成分が無くなっていくのはわかったけれど、何かできることはないの?という方もいらっしゃるでしょう。
ご安心ください、対策を打つことはとても簡単です。
一番大事なことは、抗酸化です!

抗酸化とは?

抗酸化って何?体をアルカリ性にすること?
僕の母もそんな感じです。
(ちなみに人体は弱アルカリ性(ph7.5付近)です)

この反応実はほぼ正解で、ニオイの大元の原因は先ほどお話ししたように、体に発生する活性酸素によるものだと書きました。

この活性酸素は酸化力が強すぎるため、体の皮脂をニオイの元に酸化するだけでなく、良い香りのする元であるクルトンも酸化させ、良い香りの成分が体から無くなってしまうのです。

では、活性酸素に負けない体を作るために、何が必要かを紹介します。
大きく分けると、やめることはじめることの2つです。

大切なのは、生活習慣を変えることです。

やめること
・タバコとお酒の習慣
・脂っこいものを過剰に摂取する

はじめること
・ビタミンCとEを摂取する
・ポリフェノールを摂取する
・女性ホルモンを増やす

です。

タバコとお酒はやめる

タバコとお酒は体内の活性酸素を増やすため、控えましょう。

特にタバコに関しては、体に対して毒でしかなく、服にニオイがついたりと百害あって一利なしです。

お酒に関しては、量を減らしつつ、後述するポリフェニールが多いワインに切り替えていくのが良いでしょう。

もっとも、アルコールが分解される過程でニオイの元であるアセトアルデヒドや、活性酸素などが発生し、蓄積、放出されますので、できる方は断酒されることをお勧めします。

脂っこいものを減らす

脂質は皮脂や頭髪などを守る役目があり、人体には必要な栄養素ですが、摂取しすぎると血中にて血液の流れを抑制してしまいます。

血液の流れが悪くなると、老廃物が体に溜まりやすくなり、これも活性酸素が発生する原因になってきます。

ビタミンCとEを摂取する

柑橘類ベリー類に多く含まれるビタミンC体の抗酸化には必要な栄養素です。

また、コラーゲンの合成の立役者でもあるため、ニキビシワシミなどの肌トラブルにも効果があります

そんなビタミンCと共に体の抗酸化に協力してくれるのが、ナッツ類に多く含まれるビタミンEと呼ばれる成分です。

しかし、ビタミンC水に溶けやすく熱に弱い性質を、ビタミンE脂に溶けやすい性質をそれぞれ持つため、一緒に摂るのは難しいという方もいらっしゃるでしょう。

そこで、朝食のデザートとして、ヨーグルトに生のフルーツとナッツを入れたものを食べることをお勧めします。

ヨーグルトには油と水、両方の機能をあわせもつため、両方のビタミンを効率よく吸収することができます。

さらに乳酸菌の効果で整腸作用もあるので、便秘にも効果があります。後述しますが、ヨーグルトにはラクトンを作る働きもあるため、摂取することが望ましいです。

ポリフェノールを摂取する

ポリフェノールと聞くと、ワインやブドウのイメージがありますが、ポリフェノールって実は色々な種類があるのをご存知でしょうか。

詳しくは話すと長くなるので、ここは女性に関して最も効果のあるポリフェノールについてご説明したいと思います。

それは大豆イソフラボンです。

大豆イソフラボンはポリフェノールであるため、体の抗酸化作用に役立ってくれると同時に、女性ホルモンに似た働きをするため、肌荒れなどの女性の悩みを解決してくれるのにも一役買ってくれるという偉大な栄養素です。1日の目標摂取量は70mg(大体、無調整の豆乳をコップ1杯程度)です。

ラクトンを増やす

体内で合成されるラクトンが加齢と共に減っていってしまうことは避けようがないため、それを外から補う努力をしましょう。

そんなラクトンを作ってくれる食品が、ヨーグルトや牛乳などの乳製品です。

また、あんずや桃などのフルーツにもラクトンが含まれているため、そちらを摂取するのも良いでしょう。(生クリームなどは砂糖や脂肪分が多いためお勧めしません。)

そういった意味でも、上記のヨーグルトに生のあんずや桃などのフルーツとナッツ類を一緒に摂ることはとてもお勧めです。

まとめ

女性特有のいい香りはラクトンという成分が担っていますが、加齢と共に段々と体から減っていってしまいます

さらに活性酸素の合成も加速していくので、女性の匂いの曲がり角は35歳程と言っても過言ではないでしょう。

人体のニオイの発生源は活性酸素にあるため、人体が活性酸素を生み出さないように体を抗酸化させていくことを心がけつつ、ラクトンの合成を増やす製品を食べることによって、女性自身のニオイと健康にプラスの効果が生まれていくと思いますので、実践していくことが大事ですね。

サイト運営者:太田 雄久

僕は、中年になって自分から発するニオイに気づかず、仕事やプライベートでの失敗を数多くしました。
当時は、ネットも今ほど充実しておらず、「ニオイで病院に行く」という発想もありませんでした。
人間は誰しもが老い、そして加齢臭は避けては通れない道なのです。
僕と同じように加齢臭が気になった人たちへ、良い情報提供をしようと特に加齢臭・口臭等のニオイに特化したサイトを立ち上げました。

ライターは看護師、薬剤師歯科衛生士医学部学生等医療関係者等による記事です。
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