ピーリングと聞いてどんなイメージをもたれますか?
女性の方がなじみがあるかもしれませんね。
実際、顔や足の角質を取る方法としてよく使われています。
私も20代の頃、吹き出物ですごく悩んだときに大変お世話になりました。
実はこのピーリング、加齢臭対策にもなるってご存じでしたか?
ここでは、加齢臭対策の一つとして、頭皮ピーリングについてご紹介したいと思います。
目次
加齢臭の主な発生源は頭皮!
加齢臭と聞いて身体のどこを思い浮かべますか?
首のうしろとか耳の後ろ、胸や脇などいろいろありますが、メインの発生源はずばり、頭なんです。
頭には身体の他の部位よりも、多数の皮脂腺があるので加齢臭の発生場所になりやすいんだとか。
私は就職を機に一人暮らしを始めましたが、実家もそれほど遠くない距離にあったため、月2〜3回は帰省していました。
そんな中、母が50代に入った頃だったかと思います。
一緒に夕飯を用意していてなんとなく、母の方からなんとなく嫌なニオイがすることに気づいたんです。
よくよく気を付けて確認すると、それは母の頭のニオイみたいでした。
これが他人だとできませんが、そこは親子の遠慮のなさで、「お母さん、加齢臭かもよ」と指摘しちゃいました。
母は思いもよらなかったみたいで、最初は否定していましたが、後日「最近、なんだかお友達と距離を感じるの」とポツリ。
思い当たることがあったのか、対策について相談されることになりました。
そもそもピーリングとは
ピーリングは、皮膚の新陳代謝を促し、健康な皮膚を保つために行われます。
人間の皮膚は幾つかの層に分かれていますが、深い部分で毎日新しい細胞が生まれ、押し上げられた古い細胞は順に上層へ押し上げられて、やがて表面から剥がれていきます。
その表面の層にあるのが、角質層とよばれる部分ですね。
加齢や乾燥など、何らかの原因でそのサイクルが崩れてしまうと、その角質が皮膚表面に溜まってしまい様々なトラブルの原因になってしまいます。
ピーリングは、専用の薬剤などを使って、その溜まった角質を剥がし、正常な皮膚機能を回復させようとするものです。
頭皮ピーリングにたどり着いた理由
加齢臭で検索すると、本当にさまざまな対策がでてきます。
私たちが頭皮ピーリングに辿り着いたのは、ひとえに一番ニオイが強かったのが頭部だったこと、母の場合は食事や嗜好品など生活習慣には特に問題があるように思えなかったからです。
また、母は香水や消臭スプレーの類が好きではなく、根本的な対策が必要でした。
そこで、まずは行きつけの美容院に対策について相談してみたらと薦めたんです。
そうしたら、頭皮ピーリングを提案されたというわけです。
そこの美容師さん曰く、頭皮は自分では見えないし、毛髪で状態も把握しづらいし、トラブルになってもなかなか自分では気づきづらいんだとか。
母の場合はその美容院で、3カ月に一回程度、散髪と一緒に頭皮ピーリングを含めたヘッドスパのコースを施術してもらうようになりました。
そのおかげか、頭皮の状態がずいぶん改善されたようで、嫌なニオイはしなくなりました。
嬉しい影響はそれだけでなく、抜け毛もなんとなく減ってきたようで、以前より外出が楽しそうです。
ニオイを気にせずお友達と付き合えるようになったせいか、前から社交的な方でしたが、以前にもましてアクティブに活動するようになりました。
頭皮ピーリングはどこでできるの?
美容院やヘッドスパ専門店で
母の場合は、たまたま行きつけの美容院で施術して頂きましたが、この記事をお読みのあなたがいつも利用している美容院ではそういうサービスは実施していない、なんてこともあると思います。
そんな時は、ネットなどで美容院情報から頭皮ピーリングで検索してみてください。
洗髪やマッサージとセットになっていたり、それぞれの美容院がおすすめするプランがヒットすると思います。
定期的な髪のお手入れのついでにそういったプランを取り入れてみるのがお薦めです。
私も、毎回とはいきませんが、時間とお金に余裕がある時は、髪を切るついでにヘッドスパのコースを予約するようになりました。
髪の調子もいいし、リラックスもできて最高です。
また、より本格的に頭皮の状態を調べたり、質の高い技術を求めるなら、ヘッドスパ専門店という手もあります。
独自のピーリング剤を使用していたり、カウンセリングから丁寧に実施しているところもありますので、ご予算とも相談しながら検討されてみてはいかがでしょうか。
ご家庭での頭皮のお手入れ
母の場合は、たまたま行きつけの美容院でピーリングをしてもらえましたが、市販品もあります。
メーカーによって使用方法も若干異なるので、用法を守って使用されることをお薦めします。
一つ注意点は、頭皮ピーリングを自宅でされる際は、必ず頭皮用のものを使用することです。
私の体験ですが、顔用のを間違えて頭に使ってしまったらしばらくピリピリして大変だったことがありました。
顔と頭では適切な成分や濃度が違ってくるので、使用される際は気をつけてください。
頭皮ピーリング以外のニオイ対策
頭皮ピーリングの体験をご紹介しましたが、そのメリットを十分に生かし、加齢臭対策をするためには、普段からのお手入れも重要です。
洗髪前のブラッシング
一日生活していれば、目には見えなくても、髪にはほこりや汚れがたまってしまいます。
もちろんそれは頭皮にも言えることです。
シャンプー前にブラッシングをして、そういった汚れを落としておくと、実際にシャンプーした時の泡立ちもよくなるし、よりきちんと頭皮の汚れを落とすことができるようになります。
私ももう30代。
母の事をきっかけに、お風呂に入る前のブラッシングを習慣として取り入れるようになりました。
頭だけでなく、顔にも前より張りがでてきたような気がしています。
頭皮と顔の皮膚は繋がっているので、頭皮の状態が良いと顔にも影響してくるのかもしれませんね。
頭皮を洗いすぎない
自分のニオイが気になりだすと、何度もニオイを確かめてしまったり、シャンプーしてしまったりなんてありませんか?
私が吹き出物に悩まされた時もよく言われたのですが、皮膚に関しては洗いすぎもダメなんです。
皮膚の汚れが原因なんだと思って、一日に何度も洗顔していたら返って肌のコンディションを悪化させてしまいました。
頭皮に関しても同じことが言えます。
一日に何度も洗いすぎると、頭皮を傷つけたり、余計に皮脂の分泌を促したりしてしまうので、臭い対策には逆効果になってしまいます。
シャンプーは一日一回、爪を立てずに優しく、指の腹で洗うようにすると効果的ですね。
髪を濡れたままにしない
実は母がこれでした。
髪が短いからとタオルで軽く拭くだけだったんです。
美容師さんにも、「お風呂のあとは必ずドライヤーをつかってしっかりと水分をとるようにしてください」と注意されていました。
頭皮は、毛髪があるので蒸れやすいのにくわえ、洗髪後に水分が残っているとそこから菌が繁殖し、ニオイの原因になってしまうんだそうです。
髪の先だけじゃなく、頭皮がしっかりと乾いているかが、ニオイ対策には重要なようです。
まとめ
加齢臭は、皮脂の酸化によって発生する物質が主な原因だと言われています。
頭皮は身体の中でも特に皮脂の分泌が多い部位です。
ホルモンバランスの変化やストレスなど、ちょっとしたきっかけで皮脂分泌のバランスが崩れたりすると、毛髪のせいで蒸れやすいのも加わって、菌の繁殖につながり、ニオイの原因となってしまうのです。
そこでおすすめしたいのが、今回ご紹介した頭皮ピーリング。
頭皮にたまった、そうした皮脂や汚れをとることでニオイの改善が期待できるというものです。
男性に多いと思われがちな加齢臭ですが、母の例のように女性にも起こりえます。
特に注意したいのが、女性ホルモンが減ってくる40代以降。
消臭スプレーや香水でごまかそうとするとかえって逆効果になったなんて経験、ある人も多いんじゃないでしょうか。
頭からの加齢臭でお悩みの方、頭皮を根本から、綺麗にリセットしてみませんか。
僕は、中年になって自分から発するニオイに気づかず、仕事やプライベートでの失敗を数多くしました。
当時は、ネットも今ほど充実しておらず、「ニオイで病院に行く」という発想もありませんでした。
人間は誰しもが老い、そして加齢臭は避けては通れない道なのです。
僕と同じように加齢臭が気になった人たちへ、良い情報提供をしようと特に加齢臭・口臭等のニオイに特化したサイトを立ち上げました。
ライターは看護師、薬剤師、歯科衛生士、医学部学生等医療関係者等による記事です。
全ての記事が医療法務の専門家による厳しいチェックを受けております。
僕は、中年になって自分から発するニオイに気づかず、仕事やプライベートでの失敗を数多くしました。
当時は、ネットも今ほど充実しておらず、「ニオイで病院に行く」という発想もありませんでした。
人間は誰しもが老い、そして加齢臭は避けては通れない道なのです。
僕と同じように加齢臭が気になった人たちへ、良い情報提供をしようと特に加齢臭・口臭等のニオイに特化したサイトを立ち上げました。
ライターは看護師、薬剤師、歯科衛生士、医学部学生等医療関係者等による記事です。
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