目次
はじめに
男性の皆さん!
頭頂部を触ってみてください。その手を鼻に持ってきましょう。
どうでしょうか?ニオイませんか?
特に中高年の方や体型が気になる方、大丈夫ですか?
ニオう方は要注意です。
人は自分のニオイには鈍感で、他人のニオイには敏感なものです。
頭皮を触った手がニオうアナタ、他人はその何倍ものニオイをアナタから感じています。
ニオってしまったアナタ、ここではなぜ頭皮がニオうのか、その原因についてお話ししたいと思います。
頭皮のニオイの原因について
頭皮のニオイの原因は主に
・汗
・常在菌
・よごれ
・加齢臭
の4つが挙げられます。
汗について
汗はただの水ではないことをご存知でしょうか。
スポーツによって流れるさらさらとした汗、
上司や親に怒られた時に出る脂汗、
肥満の人が流す汗、
同じ汗なのに、イメージが全然違いますよね?
これは、汗の発生しているアポクリン腺が関係しているんです。
汗は主に体温調節のために発汗されますが、噴出元であるアポクリン腺ではストレスや外的・内的影響によって、汗の中に油分やタンパク質が多く分泌されます。
スポーツをしている人はストレスが少なく、体温調節用に水分が多い汗が分泌されますが、ストレスを感じている方や肥満気味の方は、汗に水分が混ざることによってドロドロの油分の多い汗が分泌されます。
この油分の多い汗がニオイの元になり、下記の常在菌のニオイの元にもなってきます。
常在菌について
頭皮の常在菌について皆さんはご存知でしょうか?
人間の皮膚には億を越える常在菌がいると言われています。
この常在菌は、主に人間の老廃物と油分によって栄養を得て増殖していきます。
この細菌たちが増殖するとニオイを生み出します。
ヘアワックスを使っている方なら、落とし忘れた次の日に頭皮のニオイが大変なことになってしまった、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
これは、油分を食べた錠剤菌が活性化して増殖し、ニオイを大量に放出している状態です。
よごれについて
タバコやBBQ、焚き火などを行った際、服にニオイがついてしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
これは、髪の毛にも同じことが言えます。
すなわち、身近な環境のニオイがそのまま頭のニオイになってしまうのです。
加齢臭について
皮膚には表皮を守るために皮脂を放出する、皮脂細胞が存在します。
皮脂細胞は皮脂を溜め込むことに生涯をかけ、死の間際その皮脂を放出することによって表皮を守る細胞のことです。
この皮脂細胞が皮脂を放出する際に体内の酸素が使用されますが、この酸素が酸化力の強い活性酸素であった場合にこの皮脂が酸化され、ノネナールというニオイ物質に変わり加齢臭の原因になります。
活性酸素はストレスやお酒、タバコなどによって体内で増えていきます。
以上が頭皮のニオイの主な原因です。
次からは対策についてお話ししましょう。
対策
ニオイの対策は以下の通りです。
・運動を行う
・シャンプーを適切に使う
・生活習慣を改善する
順番に見ていきましょう。
適度な運動
適度な運動を行うことはストレスの緩和から体内環境の改善、脂肪燃焼といいことが多いです。
人間は20分から30分以上の有酸素運動を行うことで体内の脂肪が燃焼されるので、ランニングやウォーキング、水泳を行うことをお勧めします。
特に、ダイエットしようとしている方で運動が苦手という方は、水中ウォーキングを20分行ってみてはいかがでしょうか。
水中では陸上よりも負荷が多くかかり脂肪燃焼に効果大です。
シャンプーを適切に使用する
皆さんはシャンプーをどれくらいの時間使っているでしょうか?
ほとんどの方が、容器から出して髪につけて、泡立てて、洗い流すのを1分以内で終えているのではないでしょうか?
実は僕もそうでした。
しかし、それでは頭皮の汚れまではきれいになりません。
頭皮の汚れが取れないと、そこにいる常在菌の餌をそのままにしてしまいます。
これではニオイの原因をそのままにしているようなものです。
そこで、シャンプーを適切に使う方法をお教えしましょう。
1.余洗いをしっかりと行う
まず、40度前後のシャワーやお湯を浴びたり、浸かったりしてしっかりと予洗いと毛穴を開かせましょう。
2.頭皮を意識してシャンプーを使用する
指の腹を使って優しく、頭皮を揉み込むようにシャンプーをしてあげます。
どれくらいの力加減かよくわからないという方は、美容院でシャンプーを受けた時と同じくらいの力加減で大丈夫です。
それ以上に力を入れてガシガシと強く洗うと毛根を痛め、抜け毛の原因にもなってしまいますので気をつけましょう。
ヘアワックスをつけている方は、1回のシャンプーでは油分を落としきれない場合もあるので、2回目のシャンプーをすることをお勧めします。
その分、髪や頭皮へのダメージは大きくなるので、覚えておきましょう。
3.十分なすすぎを行う
シャンプーやリンス、コンディショナーなどが頭皮に残っているとニオイの原因になるので、しっかりと洗い流しましょう。
シャンプーでは髪がキュッとなるくらい、リンスやコンディショナーではぬめりがなくなるくらいまで洗い流しましょう。
4.ドライヤーを使用する
洗髪後はドライヤーを使用しましょう。
自然乾燥では残った水分で雑菌が繁殖するからです。
ドライヤーは熱風ではなく、冷風を使用しましょう。
熱風では頭皮や髪を痛め、抜け毛の原因になります。
適度な運動と適切なシャンプーを行うことで、頭皮のニオイの大半は防げるでしょう。
生活習慣(特に食生活)を改善する
ニオイの原因は主に油分であるため、カップ麺や揚げ物、お菓子の摂りすぎには注意しましょう。
体内の油分が多くなりますと、その分汗に含まれる油分も多くなるのでニオイの原因になります。
また、お酒やタバコも控えた方が良いでしょう。
特にタバコはニコチンやタールのニオイや汚れが副流煙によって髪の毛につくため、喫煙所の近くに行くこともできれば控えましょう。
主流煙によっても体内の活性酸素が増えるため、加齢臭の原因になります。
お酒(アルコール)は分解の際に活性酸素が血中に流れるので、これも加齢臭の原因になります。
まとめ
頭皮を触ってニオイを感じたアナタは、もしかしたら生活習慣やシャンプーの仕方が原因かもしれません。
そのニオイの数倍のニオイをアナタの周りの人は感じています。
ニオイのせいでアナタの評価が著しく下がったり、近しい人からの態度が変わるかもしれません。
今一度、生活習慣を見直し、頭皮のニオイを改善していきましょう!
僕は、中年になって自分から発するニオイに気づかず、仕事やプライベートでの失敗を数多くしました。
当時は、ネットも今ほど充実しておらず、「ニオイで病院に行く」という発想もありませんでした。
人間は誰しもが老い、そして加齢臭は避けては通れない道なのです。
僕と同じように加齢臭が気になった人たちへ、良い情報提供をしようと特に加齢臭・口臭等のニオイに特化したサイトを立ち上げました。
ライターは看護師、薬剤師、歯科衛生士、医学部学生等医療関係者等による記事です。
全ての記事が医療法務の専門家による厳しいチェックを受けております。
僕は、中年になって自分から発するニオイに気づかず、仕事やプライベートでの失敗を数多くしました。
当時は、ネットも今ほど充実しておらず、「ニオイで病院に行く」という発想もありませんでした。
人間は誰しもが老い、そして加齢臭は避けては通れない道なのです。
僕と同じように加齢臭が気になった人たちへ、良い情報提供をしようと特に加齢臭・口臭等のニオイに特化したサイトを立ち上げました。
ライターは看護師、薬剤師、歯科衛生士、医学部学生等医療関係者等による記事です。
全ての記事が医療法務の専門家による厳しいチェックを受けております。