筆者は最近、ひどい肩こりとそれからくる頭痛に悩まされています。
特に、長時間パソコン作業をしているときや、少し負担がかかりそうな体勢で家事をしている時など…
軽く首を回したり、肩を叩いたり、鎮静剤を飲んだりしても中々落ち着かない
そんな時に、筆者はよく湿布を使用します。
実際、貼るとかなり肩こりが和らぐのですが、正直あまり使いたくない。
それはなぜかというと、筆者はあの湿布特有のニオイが非常に苦手なんです。
皆さんの中にも、同じように湿布のニオイが苦手な方は多いのではないでしょうか?
特に、家事などをする機会の多い女性は肩こりや腰痛に悩まされることも多く、ニオイにも一段と気を使うはずです。
実際にヤフー知恵袋を見てみると
「大嫌いな湿布の強烈なニオイが、洋服に染みついてしまいました。
お気に入りの洋服だっただけに非常に残念です。
今日整骨院に行った際に、腰痛の治療で湿布のニオイをするクリームを塗られたからです。
ニオイを取るのに、何か良い方法はあるでしょうか?」
「オフィスで、隣の女性の上司がよくサロンパスを使用しているのですが、そのニオイが気になって仕事に集中できません。
ニオイを消す方法はないのでしょうか?」
といった、筆者と同様、湿布のニオイが気になるという意見が数多く見られました。
肩こりや腰痛によく効くから湿布は使いたい…だけどニオイがイヤ
今回はそんなあなたに、忙しい女性でも簡単にできる、ニオイを気にしない肩こりや腰痛の対処法についてお伝えしていきましょう!
目次
オフィスでの辛い肩こりや腰痛…原因は?
肩こりや腰痛がどのようにして起こっているのかご存じでしょうか?
これを知っておくことで、正しい改善方法も簡単に理解することができます。
まず、肩こりについて
肩こりは、その名の通り「肩が凝っている状態」のことを指します。
また、ここでいう「肩」とは、頭と首をつないでいる筋肉のこと
この筋肉は日常生活で最も使う筋肉であり、重たい頭を支えるだけでなく肩や腕などの運動にも関係しています。
長時間のオフィスワークなどで、筋肉が緊張した状態が続くと、次第に固くなっていきます。
この固くなった状態が続くことで「こり」や「痛み」が生じ、結果として肩こりとなるのです。
筋肉が固くなる原因は三つあります。
一つはあまり体を動かさないことで、筋肉が萎縮すること
二つ目は同じような動作を長時間続けることで、筋肉が疲れてしまうこと
三つ目は怪我などによって筋肉が傷つき、その部分が修復される時に固くなってしまうこと
そして肩こりを改善するには、固くなった筋肉をほぐすことが重要なのです。
続いて腰痛について
腰痛は、腰回りの筋肉が固まって起こること以外に、背骨の神経や関節を痛めることによっても生じます。
しかし、腰痛の場合原因がわからないことも多く、その割合は約八割に上ると言われています。
その一方で肩こりも腰痛もはっきりと原因が分かれば治療が可能です。
特に腰痛については、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア、骨折などの病気が原因で、それに気がついていない、ということもあるので、どんな対策を行っても痛みなどが改善しない場合は、病院に行くのが一番良いでしょう。
湿布のニオイはなぜ起こる?
肩こりと腰痛がどのように起こるかわかったところで、続いて湿布がどのように効き目を出しているのか、なぜニオうのかについて見ていきましょう。
湿布はこりや痛みが生じる部分に直接貼りますよね?
これは患部である筋肉や関節等に、直接効果のある物質を届けているんです。
この湿布に含まれる、効果のある物質は主に三つあります。
一つは「サリチル酸メチル」というもの
患部の炎症を抑えて、痛みを和らげる効果があります。
二つ目が「カプサイシン」
これは温湿布に含まれる成分で、皮膚表面を刺激し血管を広げることで、血流を増加させる効果があります。
三つ目は「非ステロイド抗炎症薬」
これも一つ目の「サリチル酸メチル」と同様、患部の炎症を抑えて、痛みを和らげる効果があります。
このうち、あの湿布のニオイに関係しているのは「サリチル酸メチル」
つまりこの成分が入っていなければ、あの独特なニオイに困ることはないのです。
ちなみに、無臭タイプの湿布がこれに当たります。
湿布のニオイとおさらば① 体を温めて、血行を促進する
無臭タイプの湿布を使用する、という方法はもちろんあります。
また、湿布を使用することで一時的に肩こりや腰痛が軽減するかもしれませんが、あくまでも一時的なので再発する可能性が高いと言えます。
そこで湿布のニオイを気にしない、湿布を使わない肩こりや腰痛の改善方法をお伝えしていきましょう。
まずは「体を温め、血行を促進する」こと
肩こりや、特に筋肉のこわばりからくる腰痛は、固まった筋肉に血流をめぐらせることで症状が収まることがほとんどです。
そして、血の巡りを良くする最も効果的な方法というのは「温めること」に尽きます。
具体的な方法としては、
・蒸しタオル(濡らしたタオルをレンチンする)を肩こりや腰痛の部分に当てて温めてみる
・ゆっくりと入浴する
・体を温める服装をする
・積極的に温かいものを食べる
などがあります。
また、肩こりの場合、目を酷使しすぎることで、生じることもあります。
ですから、肩と同時に目の周りも温めてあげることで、より効果的になりますよ。
さらに、女性の間でよく悩まれている「冷え性」の改善にもこの方法は効果的です!
湿布のニオイとおさらば② 体操をする
続いての改善方法は「体操をすること」です。
体操と聞くと
「手間がかかりそう」
「体力を使いそう」
などと思われがちですが、肩こりや腰痛の改善はそこまで激しく、時間をかけて行う必要はないんです。
そのため、女性でも非常に簡単に行うことができます。
ここでは、筆者がよくパソコン作業の合間に行なっている、肩こり改善体操を二つご紹介しますね。
肩こり改善体操 その一
①椅子に座った状態で、姿勢を良くする
②腕と肩の力を抜き、両肩を持ち上げ、ストンと落とす
③そのままの状態で息を大きく吸い込むと同時に両肩を後ろに引き、息を吐きながら前に出す
④腕を前に出した位置から、前回し、後ろ回しを行う
(この時、目を閉じることでよりリラックスできる)
肩こり改善体操 その二
①目を閉じた状態で、腕を前回し、後ろ回しする
②その後、腕と肩の力を抜き、首をゆっくりと回す
③ほぐれてきたと感じたら、両腕を真上に上げ、重力にまかせて振り下ろす
④振り下ろした位置から、両腕を大きく横に振り上げ、体の前に振り下ろす
ちなみに、その一の体操は、椅子に座った状態で、比較的コンパクトな動きで行えるので、オフィスワークなどでおすすめです。
その二の体操は、筆者の実感ですが、その一よりも効果を感じられます。
その分大きな動きが必要になるので、お風呂上がりにリラックスしながら自宅で行うのが良いかもしれません。
また、このような体操だけでなく、直接患部を手でもみほぐす、「マッサージ」も非常に効果的です。
腰痛も肩こりと同様、非常に効果的な体操があります。
腰痛改善体操 その一
①椅子に座り、背筋をのばす
②その姿勢の状態で、ゆっくりと腰を後ろにひねる
③深呼吸しながら、その体勢を20秒間キープする
④息を吐きながら、ゆっくりと元の体勢に戻る
⑤反対側も同様に行う
腰痛改善体操 その二
①四つん這いの姿勢になる
②息を吐きながら、ゆっくりと背中を丸める
③元の四つん這いの姿勢に戻る
④その姿勢から、息を吸いながら、背中を反らしてお尻を突き出す
⑤①〜④までの動きを五回繰り返す
その一の体操の方が、オフィスワークなど外で行うことに向いていますが、「ほぐれた感」をより味わうことができるのは、その二の体操です。
ぜひ、自分に合った体操をやってみてくださいね。
まとめ
湿布は肩こりや腰痛に悩んだ際に、とても便利で簡単な方法と言えます。
しかし、湿布のニオイは自分だけでなく、周囲の人も不快にさせてしまう可能性があるので、注意しなければなりません。
また、湿布に頼って一時的に改善させるのではなく、肩こりや腰痛の原因をきちんと確かめて、根本的に治療してみることが大切です。
僕は、中年になって自分から発するニオイに気づかず、仕事やプライベートでの失敗を数多くしました。
当時は、ネットも今ほど充実しておらず、「ニオイで病院に行く」という発想もありませんでした。
人間は誰しもが老い、そして加齢臭は避けては通れない道なのです。
僕と同じように加齢臭が気になった人たちへ、良い情報提供をしようと特に加齢臭・口臭等のニオイに特化したサイトを立ち上げました。
ライターは看護師、薬剤師、歯科衛生士、医学部学生等医療関係者等による記事です。
全ての記事が医療法務の専門家による厳しいチェックを受けております。
僕は、中年になって自分から発するニオイに気づかず、仕事やプライベートでの失敗を数多くしました。
当時は、ネットも今ほど充実しておらず、「ニオイで病院に行く」という発想もありませんでした。
人間は誰しもが老い、そして加齢臭は避けては通れない道なのです。
僕と同じように加齢臭が気になった人たちへ、良い情報提供をしようと特に加齢臭・口臭等のニオイに特化したサイトを立ち上げました。
ライターは看護師、薬剤師、歯科衛生士、医学部学生等医療関係者等による記事です。
全ての記事が医療法務の専門家による厳しいチェックを受けております。