みなさん妊婦になってから自分の体臭や口臭が気になり始めた…なんてことはありませんか?
私は妊娠生活も6ヶ月に差し掛かりお腹も大きくなってきたころ、だんだん自分の体臭や口臭のニオイが気になるようになってきました。
思い切って周りの友人にも聞いてみると、同じように悩み抱える妊婦さんが多いことを知りました。
本記事では実際の私の体験や友人からの情報をもとに、他人には相談しにくいニオイの悩みを抱えるあなたが残りの妊婦生活を快適に過ごしていくための、ニオイの原因や対策についてお話ししていきたいと思います。
目次
ニオイの原因は
汗
妊娠中は体温が上がり新陳代謝が活発になったり、胸や腹部の体脂肪が増加したりします。
また、母乳のために乳腺が発達する中で、乳腺の血液の流れが良くなるので、脇にあるアポクリン汗腺も活性化します。(ちなみにアポクリン汗腺は脇だけでなく陰部、外耳道、肛門、乳腺、おへそまわりにもあります。)
そのため、いつもより汗をかきやすい状態になり、雑菌が繁殖しやすくなりニオイにつながります。汗がたくさん出ることで、熱中症や脱水症状にもなりやすいのです。
口臭
妊娠中は唾液が減ったり、女性ホルモンのバランスが変化することによって、女性ホルモンを栄養としている虫歯菌が増殖し、虫歯になりやすくなります。
また、歯周病菌が活発化してしまい歯周病になりやすい状態です。
食べづわりがある妊婦さんはお腹が空いていると気持ち悪くなり四六時中、飴を舐めていたり何か口に入れていることもあるため、口内環境が悪化しやすいので要注意です。
歯周病が進行すると、歯周病菌が毛細血管から体内に侵入し全身に巡り、赤ちゃんのいる子宮にまで到達することがあります。
子宮を収縮させてしまう作用があり、出産予定日より早く陣痛を引き起こし、低体重児出産へなってしまうこともあるようです。
また、つわりで歯磨きをすると吐き気がする人も多く、いつもより丁寧に磨けないことでニオイのもとになっていることもあるようです。
おりもの
妊娠するとおりものの量が増えます。
仕事などで取り替える暇がないなど湿った状態で放置してしまうと生臭くニオってきたり、かゆみを伴うことがあります。
量が増えた、色が変わった、ニオイが強くなった、排尿時痛みがある、水っぽい、ネバネバしている、鮮血が混在しているなどのいつもと違う症状が見られる場合は炎症を起こしている可能性もあるので注意が必要です。
便秘
ホルモンバランスが乱れて自律神経失調症に近い状態になり腸機能の低下や、子宮が大きくなり腸を圧迫して便秘になりやすくなります。
便秘になると腸内に便が長く滞在するので有害物質のガスを充満させ、硫黄のようなニオイのおならが出てしまいます。
また有害物質のガスになったものは一部、腸壁から吸収されて血液と混ざり、やがて汗や皮脂と一緒に毛穴から分泌されニオイの原因にもなります。
このようにニオイの原因になるものは多く、私の場合は汗がたくさん出るようになりました。妊娠前から暑がりだったのに加えて、さらに夏も本番。
毎日大量の汗をかいて気持ち悪くて、クサくて最悪でした。
妊娠糖尿病
いつもより喉の渇きを感じやすくなった、排尿の回数が増えた、汗をかいた時は違う甘酸っぱくて、強いニオイを放ってるなどの症状が見られたら、妊娠糖尿病の可能性も視野に入れましょう。
通常の糖尿病より軽度と言われていますが、高血糖値は胎児に影響を与えやすいため危険です。
悪化すると胎児発育不全や胎児機能不全、奇形などを引き起こす場合もあります。
対策として
汗
清潔に保つためには、汗をかいたらこまめに拭いたり、着替えたりしていました。
また、妊娠中お世話になったのはマタニティインナーです。
脇汗吸収パットがついているものを購入し、好んで着用していました。
服はなるべくゆったりしたもので風通しが良いものを選んでいました。
また、汗をたくさんかくので脱水にならないように水分と塩分をたくさん摂りましょう。
水分はお茶などより水の方がオススメです。
口臭
歯磨きではフッ素配合の歯磨き粉を使用したり、つわりがひどく歯磨きがうまく行えない人はマウスウォッシュの活用、歯磨き粉を使わず水のみで磨くなどして清潔に保ちましょう。
また歯間ブラシなどで細かい隙間まで除去できると理想的です。
食べづわりで四六時中、飴をなめている場合はキシリトールガムに変えるなどし、なるべく糖分が少ないものが良いです。
妊婦歯科健康検査という妊娠中に無料で受けられる検査を実施している自治体も多くありますので、ご自身の住まわれている地域で行われているか調べてみてください。
少しでも違和感を感じたら歯医者に行き相談し、早めの治療を心がけましょう。
おりもの
かゆみや違和感を感じたときに自分で膣内洗浄をするのは、リスク因子と言われていますので避けましょう。
また、性交渉時の様々な性病の感染リスクを下げるためには、コンドームをつけることが大切です。
パートナーにもきちんと伝え、協力してもらいましょう。
「いつもと違う」はあなたにしかわかりません。
少しでも変化や違和感を感じたら、重大なことになる前に、怖がらないですぐに産婦人科の医師に相談してください。
おなら
ニオイの軽減や便秘を解消するためには腸内の善玉菌を増やすことが大切です。
野菜を豊富に摂る、発酵食品、乳酸菌やオリゴ糖を一緒に摂ると効果的なようです。
また、妊娠中のお腹のマッサージは子宮や胎児に負荷をかけるため、あまりオススメできません。散歩や軽度の運動をして腸を刺激しましょう。
ちなみに私は、便秘のツボなどを調べて押したり、リンパの流れをよくするために入浴後にボディクリームをつけてマッサージなども行っていました。
妊娠糖尿病
妊娠すると食の趣味趣向が変わったり、つわりで同じものしか食べられないことはよくあることです。
また昔は「二人分食べなさい!」なんてよく言われていましたが、もちろん食べ過ぎてしまえばカロリーの摂りすぎで体重増加が進みます。
バランスの良い食事、適度な運動を行いましょう。
また、妊婦健診をきちんと受けて何かしらの症状が見られる場合は、なるべく早く産婦人科の医師へ相談してください。
それでもニオイが消えない?
自分の体臭や口臭が一度気になり始めると近くに人がいれば「今、ニオってないかな?」と不安になります。
常になんだかクサイような気がして、頭から離れません。
私も様々な対策を調べ気を使っていましたが、しばらくすると、旦那には「別にもう気にならないよ」といわれました。
そもそも妊娠するとニオイに敏感になったり、鈍感になったりする人も多く、中にはニオイつわりがある人もいます。
自分自身が過剰に敏感になっている可能性もあるので、もし周りに気にならないと言われたら「つわりだから仕方ない」と割り切ることも大切です。
まとめ
特に初めての妊娠だと不安なことはたくさんあり、トラブルの悩みもつきません。
今回は妊娠中の体臭は口臭についての原因と対策についてお話ししました。
人には話しづらいことですが、あなたがニオイに敏感になり過ぎている可能性もあります。
家族や友人、この人なら相談できるという人に相談してみてください。
また、本記事での対策を見て気になる方は是非、試してみてください。
ニオイ以外にも恥ずかしい、言いづらいと我慢していたら胎児に影響を与えてしまうこともあるかもしれません。
少しでも不安に思うことは産婦人科の医師などに相談してくださいね。
また、考えすぎるとそれが原因でストレスをため込んでしまい悪循環になってしまいます。
散歩に行くなどの軽度の運動で体を動かすことは、気分転換になりオススメです。
僕は、中年になって自分から発するニオイに気づかず、仕事やプライベートでの失敗を数多くしました。
当時は、ネットも今ほど充実しておらず、「ニオイで病院に行く」という発想もありませんでした。
人間は誰しもが老い、そして加齢臭は避けては通れない道なのです。
僕と同じように加齢臭が気になった人たちへ、良い情報提供をしようと特に加齢臭・口臭等のニオイに特化したサイトを立ち上げました。
ライターは看護師、薬剤師、歯科衛生士、医学部学生等医療関係者等による記事です。
全ての記事が医療法務の専門家による厳しいチェックを受けております。
僕は、中年になって自分から発するニオイに気づかず、仕事やプライベートでの失敗を数多くしました。
当時は、ネットも今ほど充実しておらず、「ニオイで病院に行く」という発想もありませんでした。
人間は誰しもが老い、そして加齢臭は避けては通れない道なのです。
僕と同じように加齢臭が気になった人たちへ、良い情報提供をしようと特に加齢臭・口臭等のニオイに特化したサイトを立ち上げました。
ライターは看護師、薬剤師、歯科衛生士、医学部学生等医療関係者等による記事です。
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