目次
はじめに
男性のニオイというのはいつの季節も気になるものです。
春には春一番とともにタバコのニオイをなびかせ、
夏には日差しとともに汗クサさをまき散らし、
秋には枯れ葉とともに加齢臭が降り注ぎはじめ、
冬は雪とともに年末年始の飲み会でお酒のニオイを充満させている。
そんな人はいませんでしょうか?
逆にそんな人になりたいでしょうか?
少なくとも僕は嫌です。
そこで、男性のニオイの原因と、そのケアについてまとめていきたいと思います。
ニオイチェック
人間、猫や犬などの動物、植物に限らず生き物というのは意識・無意識を問わずニオイを発しているものです。
そして、自分のニオイというのは自分から見ればいつもかいでいるニオイなので気がつかないものです。
では、簡単なチェックを何個かしてみましょう。
1.猫のように手の甲を舐めて、舐めたところのニオイを嗅いでみます。
どのようなニオイを感じたでしょうか?
無臭ですか?
それとも少しニオイますか?
そのニオイはあなたが対話をする際に、相手が感じているニオイ(口臭)です。
2.頭頂部に手を当てて、そのニオイを嗅いでみましょう。
汗クサさやお酒クサさはないですか?
そのニオイは抱っこした赤ちゃんが実際に嗅いでいるニオイです。
特に赤ちゃんはニオイに敏感なので、実際にはもっとニオっているかもしれません。
3.腋の下に触れ、そのニオイを嗅いでみましょう。
汗クサさや皮脂臭はしませんか?
そのニオイはあなたと抱き合っている人が感じているニオイです。
いかがでしたか?
特に1番のチェックをしたことがある人はほとんどいないと思います。
僕も初めてやった時は酷いニオイがして、大きなショックを受けました。
ニオイの原因
人体のニオイの原因は主に雑菌、活性酸素、アルコールの3つとされています。
雑菌
人間の皮膚には奥を越える常在菌がいると言われています。
この常在菌は主に人間の老廃物と油分、食べ物のカスなどによって栄養を得て、増殖していきます。
この細菌達が増殖するとその一部がニオイを生み出します。
油分と老廃物が多くなるとニオイを生み出す菌が増殖しやすくなるため、ニオイが発生しやすくなります。
口臭や脇のニオイなどを代表するのがこの雑菌臭に当たります。
下の上が白い人がたまにいますが、これは舌苔というもので、正体は食べかすや老廃物、タンパク質の汚れが集まったものになります。
これを口内の雑菌が食べることで増殖し、ニオイを発生させています。
これが口臭の原因です。
脇のニオイは汗や老廃物・油分を雑菌が食べることで増殖しニオイが発生している状態で、
特に脇の下や股周りは皮膚同士が触れ合っていたり、風通しが悪かったりと雑菌が繁殖しやすい状態になります。
また、肥満体型の人は汗の分泌腺であるアポクリン汗腺に脂肪がついてしまうことで、
汗からの油分が増え、さらなる悪臭を引き起こす原因になりますので注意してください。
活性酸素
皮膚には表皮を守るため、皮脂を放出する皮脂細胞が存在します。
皮脂細胞は皮脂を溜め込み、その皮脂を放出することによって表皮を守る細胞のことです。
この皮脂細胞が皮脂を放出する際、体内の酸素が使用されますが、この酸素が酸化力の強い活性酸素であった場合この皮脂が酸化されてノネナールというニオイ物質に変わります。
これが加齢臭の原因です。
活性酸素はストレスやお酒、タバコなどによって体内に増えていきます。
アルコール
アルコールは肝臓で分解され、アセトアルデヒドとなり、最終的には炭酸と水に分解されます。
このアセトアルデヒドは呼気や体の中の水分に溶けて体外に排出されますが、ニオイ成分の元であるため非常にニオいます。
二日酔いの人の息がお酒クサかったりするのはこのためです。
しかもアセトアルデヒド自体にはタバコへの依存性を上げてしまうこともわかっているため、タバコを吸ってさらなるニオイの元になってしまいます。
対策
ここまでで自分のニオイの原因について理解していただけたと思うので、その予防策(ケア方法)をお話ししていきたいと思います。
適度な運動
適度な運動を行うことはストレスの緩和から体内環境の改善、脂肪燃焼といいことが多いです。
人間は20分から30分以上の有酸素運動を行うことで、体内の脂肪が燃焼されます。
ウォーキングやランニング、水泳を行うことをお勧めします。
特にダイエットをしようとしていて運動が苦手という人は水中ウォーキングを20分行うことから始めてみましょう。
また、汗を流すことで体内の老廃物が洗い流されて、体内からのニオイの防止にもつながります。
口臭予防
歯磨きをしているのに口がニオうという人は多くいると思います。
僕も10分以上歯磨きに費やしますが、先ほどお話ししたように口のニオイがクサくなっていました。
それもそのはず、口の中の汚れを代表する舌苔は歯磨きでは取りきれないのです。
歯磨きでとれる口内の汚れはせいぜい4割程らしく、半分以上は残ってしまうようです。
そこで、歯ブラシと一緒に液体用の口内洗浄剤を使用することをお勧めします。
口内洗浄剤は液体であるため、歯ブラシの通らなかった歯の隙間などに残った汚れや舌苔などを取ってくれます。
僕は歯ブラシと洗浄剤の両方を使用しています。
脇のニオイ予防
人間のニオイの原因の大半は菌が関係しているため、脇の下や股下などニオイがよく目立つとされる場所は常に清潔にしておきましょう。
これらのほかにも実は耳の裏なども洗い残しが多い場所なので気をつけたいところです。
特に夏場、汗を多く嗅いてしまう場合は銀イオンの殺菌消臭剤などで菌の増殖を防ぎましょう。
生活習慣(特に食習慣)を改善する
ニオイの原因は主に油分であるため、カップ麺や揚げ物、お菓子の摂りすぎには注意しましょう。
体内の油分が多くなるとその分汗に含まれる油分も多くなるので、そのままニオイの原因になります。
また、お酒やタバコも控えた方が良いでしょう。
お酒は前述の通り、アルコール臭(お酒クサさ)と加齢臭のダブルパンチを引き起こしかねないので注意が必要です。
タバコに関してもニオイの原因となるので控えた方がいいでしょう。
まとめ
初めに書いた特徴を持つ人はどんな人でしょうか?
仕事ができるサラリーマンでしょうか?恋人や家族、友人から親しまれる人でしょうか?
これらの特徴を持つ店員さんからあなたは商品を買いたいでしょうか?
ニオイというのは人間関係に大きく作用してきます。
ニオイのせいであなたの評価が著しく下がったり、近しい人からの態度が変わったりするかもしれません。
今一度自分の体臭をチェックして、生活習慣を改善したり、体や口内の洗浄方法を検討してみるべきではないでしょうか?
僕は、中年になって自分から発するニオイに気づかず、仕事やプライベートでの失敗を数多くしました。
当時は、ネットも今ほど充実しておらず、「ニオイで病院に行く」という発想もありませんでした。
人間は誰しもが老い、そして加齢臭は避けては通れない道なのです。
僕と同じように加齢臭が気になった人たちへ、良い情報提供をしようと特に加齢臭・口臭等のニオイに特化したサイトを立ち上げました。
ライターは看護師、薬剤師、歯科衛生士、医学部学生等医療関係者等による記事です。
全ての記事が医療法務の専門家による厳しいチェックを受けております。
僕は、中年になって自分から発するニオイに気づかず、仕事やプライベートでの失敗を数多くしました。
当時は、ネットも今ほど充実しておらず、「ニオイで病院に行く」という発想もありませんでした。
人間は誰しもが老い、そして加齢臭は避けては通れない道なのです。
僕と同じように加齢臭が気になった人たちへ、良い情報提供をしようと特に加齢臭・口臭等のニオイに特化したサイトを立ち上げました。
ライターは看護師、薬剤師、歯科衛生士、医学部学生等医療関係者等による記事です。
全ての記事が医療法務の専門家による厳しいチェックを受けております。