首の後ろがニオう… “臭い女”と思われたくない! 20代女性にできるニオイ対策

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サイト運営者:太田 雄久

僕は、中年になって自分から発するニオイに気づかず、仕事やプライベートでの失敗を数多くしました。
当時は、ネットも今ほど充実しておらず、「ニオイで病院に行く」という発想もありませんでした。
人間は誰しもが老い、そして加齢臭は避けては通れない道なのです。
僕と同じように加齢臭が気になった人たちへ、良い情報提供をしようと特に加齢臭・口臭等のニオイに特化したサイトを立ち上げました。

ライターは看護師、薬剤師歯科衛生士医学部学生等医療関係者等による記事です。
全ての記事が医療法務の専門家による厳しいチェックを受けております。

突然ですが、皆さんが体の中で一番ニオイが気になる場所はどこですか?

筆者は汗っかきなタイプなので、特に夏場になると汗がよく出るわきや胸元、背中などが気になります

高校生くらいの時、体育の授業の後は特にいやな記憶が残っています。授業が終わった後に周りを見ると、女子のほとんどはそんなに激しく汗をかいていないんですよね。

いつも周りと比べてしまって、友達に気付かれないようにすぐに制汗剤やスプレーなどの対策をしていました。

汗のニオイはそのような対策で事足りていたと思います。しかし、冬場にはもっと深刻に悩むニオイがありました。それは首のあたりのニオイ

マフラーを外した時にふわっといやなニオイがして、マフラーの直接触れていた部分も、なんだかニオうような気がする…汗はかいてないはずなのに…

汗じゃないから制汗剤は違うし、と思いとりあえず芳香スプレーでニオイをごまかすことしかできませんでした。

それでも結局ニオイの原因から治さないと意味がないんですよね。毎年毎年、同じことで悩んでもう自暴自棄になったこともありました(笑)

それから何年かして、筆者自身医療系に携わるようになり、いやなニオイがどのようにして発せられるのかを勉強し正しい対策がとれるようになってきました。

始めは「こんなことで悩んでいるのは私だけだ」なんて思っていましたが、実際にヤフー知恵袋を見てみると、

  • 20代後半の女性です。首や耳の後ろあたりから軽い加齢臭のようなニオイがするときがあります。何か対策などはありますか?
  • 女なのにお風呂に入った後にも関わらず、首の後ろをニオうとおじさんみたいなニオイがします。かなりショックです。治す方法はありますか?
  • 加齢臭?おじさんのようなニオイがします…28歳の女です。
  • 最初は「ちゃんとお風呂で洗えてなかったのかな?」と思っていましたが、どんなに入念に洗った後でも首の後ろがニオうんです。どうしたらよいか、すごく悩んでいます。

など同じような悩みを持っている女性は非常に多いことが分かりました。自分と同じように悩む多くの女性に、原因と対策を正しく知ってもらいたい

現在進行形で同じ悩みを持つ方友人や家族に同じ悩みを持ってそうな方、ぜひ、この記事を読んで悩み解決の参考にしてほしいと思います。

1)首の後ろはなぜニオう?

汗をかくところがニオうのはなんとなく分かるけど、汗をかいていないのに何でニオうの?と思う方も多いはず。

筆者も高校生のとき同じことを思っていました。簡単に説明すると、不快なニオイ(=クサさ)には二つの種類があります。

一つ目は、汗のニオイ 

これは分かりますよね!出された汗の中で細菌が繁殖して、ニオイの原因となります。

二つ目は、皮脂のニオイ

あまり知られていませんが、加齢臭はこの皮脂のニオイなんです。皮脂は全身の皮膚のどこからでも分泌されていますが、分泌量が多かったり、入浴時によく洗いきれずに残りやすかったりする、首後ろ、胸元、背中からよくニオうと言われています。

残った皮脂が酸化されると、ニオイの原因物質が発生することでクサくなります。これで汗をかいていないのにニオう理由が分かったことでしょう。

2)20代女性にも加齢臭!?

先程首後ろがニオうのは皮脂の影響だ、という話をしましたが、皮脂のニオイは40歳以降、特に女性であれば、更年期以降に現れることが多いとされています。

だから、「加齢臭」という名前で呼ばれているのです。一方で、首の後ろなど皮脂のニオイが気になる時は、例え20代でも加齢臭と同じ状態になっているということが言えます。

このような比較的若い年齢にも関わらず、首の後ろなどの皮脂のニオイに悩んでいる女性は年々増えてきています。

最近ではこのような状態のことを「若年性加齢臭」とも呼ばれるようになってきています。若年性加齢臭に悩む方が増えているのには、生活習慣の乱れが最も大きな原因とされています。

例えば、忙しくて、ファストフードやコンビニ弁当ばかりになってしまうと、脂質を多く含んでいるので、食べた分だけ体から出てくる皮脂が増えます。

そして皮脂は加齢臭の原因なので、このような食生活の乱れにより若年性加齢臭になりやすくなるのです。また、

仕事から疲れて帰ってきて、お風呂も入らず寝てしまう

朝起きて、出勤前に急いでシャワーを浴びる

など、溜まった皮脂を十分に洗い流せない環境も若年性加齢臭を引き起こします。

3)若年性の加齢臭と対策

まだ20代なのに加齢臭とか信じられない…加齢臭ってことはもう治すことはできないの?

と心配になる方も多いと思います。筆者も初めて自分が「若年性加齢臭」を知ったとき、とてもショックだったことを覚えています。

しかし、もちろん元々の体質による“なりやすさ”はありますが、ちゃんとした対策を行えば十分ニオイを軽減・消失させることができますよ。今回はその対策の中からいくつかご紹介します。

①食生活を改善する

これは先程もお伝えしましたが、食べ物は加齢臭の原因である皮脂と大きく関係しています。そのため、脂っこいもの(特に脂質の多い肉料理)などの食べ過ぎを控えましょう。

またビタミンなどには、脂質の酸化を抑制する働きがあるので、緑黄色野菜や食物線維が多く含まれるものを積極的に摂るようにすると良いですよ。

筆者自身のニオイも「食生活が原因だ」という自覚があったので、

ファストフードやコンビニ弁当をできるだけ買わないようにし、もし忙しいなどの理由で買って食べるときは、必ずサラダとビタミンが豊富な野菜ジュースを取るようにしていましたよ

もちろん、体の中の変化なのですぐに効果が出るわけではありません。しかし、1か月も続けると肌ツヤも良くなり

半年後にはニオイが軽減されたとしっかり感じられるまでになりましたよ!

②十分な入浴時間を確保する

皮脂を溜めこまないように、きちんと洗浄することも大切です。特に溜まりやすい首、胸元、背中を意識して洗うようにします。

また、使用する石鹸は皮脂を分解しやすいアルカリ性のものを選択するようにしましょう。「洗い流す」といっても、何度もゴシゴシと洗うのは逆効果です。

皮膚の傷つきや乾燥から、肌を守ろうと余計に皮脂が分泌されてしまう可能性がありますので注意してくださいね。

もし、

肌をゴシゴシしすぎてしまった

乾燥が目立つ

というならば、入浴後すぐに保湿クリームを塗るなどのケアを行いましょう。

③適度な運動をする

運動することで代謝が良くなるので、結果的に体全体の脂質の量が減少します。

特に効果的なのは、代謝を効率的に高めてくれるウォーキングやランニングといった有酸素運動です。

仕事などでデスクワークが多く、あまり体を動かさない方には特にこの方法を試してみると良いかもしれませんね。

ちなみに、悩んでいた当時高校生だった筆者は適度に体育の授業で運動していたのでこれが原因ではないと思いましたが、コロナ禍で運動などの授業が減ってしまっている今の学生には十分当てはまる可能性があります。

④睡眠時間を確保する

脂質の酸化には睡眠不足やストレス、自律神経の乱れなども影響しています。

酸化を極力減らすためにもまずは、規則正しい生活、特に睡眠時間をしっかりとることを意識してみましょう。

忙しくて中々睡眠時間を延ばせそうにない、という方は質の良い睡眠がとれているか、を見直してみると良いでしょう。

寝る前にタバコを吸ったり、過度な飲酒をしたりしていないか気持ちよく寝られる寝具やパジャマを使用しているか短い時間でも深い睡眠を取れるような工夫をしてみましょう。

⑤タバコを控える

タバコは十分な睡眠を妨げるだけでなく、直接ニオイや若年性加齢臭の原因となります。

タバコは活性酸素を発生させるので、より皮脂の酸化が進みやすくなります。

また、タバコに含まれるニコチンやタールのニオイは簡単に加齢臭と結びつくので、より強力なニオイになりかねません。

若年性加齢臭をどうしても改善したいならば、タバコを控えることを意識しましょう。

4)困ったら病院へ

どんな対策を取っても中々良くならないこともあります。そもそもどこからニオっているかも分からない…という方もいることでしょう。

そんな時はやはり病院を受診するのが一番です。医者は体の専門家ですから、どこからどんなニオイがして、何の物質が原因となっているのか調べてくれますよ。

受診する病院に困ったら、まずは皮膚科や内科の受診を検討しましょう。

また、若年性加齢臭ではただニオうだけでなく、病気や深刻な体の異常が隠れている場合があるので、もしニオイの他にも体調や検診の結果に気になるところがあるなら、病院の積極的な受診をおすすめします。

【結論】

若い年齢のころから加齢臭を感じるのは非常につらいことです。筆者も同じ経験をしたのでよく分かります。

しかし、「若年性加齢臭」は決して治らないものではなく、体質だけの問題ではありません。適切な対策、まずは生活習慣の改善を意識し、困ったときは医師に相談してみましょう。

サイト運営者:太田 雄久

僕は、中年になって自分から発するニオイに気づかず、仕事やプライベートでの失敗を数多くしました。
当時は、ネットも今ほど充実しておらず、「ニオイで病院に行く」という発想もありませんでした。
人間は誰しもが老い、そして加齢臭は避けては通れない道なのです。
僕と同じように加齢臭が気になった人たちへ、良い情報提供をしようと特に加齢臭・口臭等のニオイに特化したサイトを立ち上げました。

ライターは看護師、薬剤師歯科衛生士医学部学生等医療関係者等による記事です。
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