新常識!?50代からの口臭は、イソジンでスッキリ解決できる!

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サイト運営者:太田 雄久

僕は、中年になって自分から発するニオイに気づかず、仕事やプライベートでの失敗を数多くしました。
当時は、ネットも今ほど充実しておらず、「ニオイで病院に行く」という発想もありませんでした。
人間は誰しもが老い、そして加齢臭は避けては通れない道なのです。
僕と同じように加齢臭が気になった人たちへ、良い情報提供をしようと特に加齢臭・口臭等のニオイに特化したサイトを立ち上げました。

ライターは看護師、薬剤師歯科衛生士医学部学生等医療関係者等による記事です。
全ての記事が医療法務の専門家による厳しいチェックを受けております。

イソジンと言えばうがい薬!お口の中の雑菌を取り除く効果以外に、口臭までケアできるのかを知りたいところです。

そこで今回は、イソジンでうがいをすると、気になる口臭ケアができるかどうか。

イソジンのうがい薬の未知なる可能性を徹底調査してみました!

皆さんはイソジンの成分に何が使われているのかをご存知でしょうか?

まずはイソジンの成分を確認して、口臭の原因を調査した後、本当にイソジンで改善することが可能なのかを検証していきましょう。

イソジンの成分と効果について

イソジンの成分

イソジンの主な成分は、ポビドンヨード(PVPI)と呼ばれ、手指消毒、粘膜に使用できる世界中でよく使われている信頼性の高い殺菌消毒剤の有効成分です。

ポビドンヨードは、昆布やワカメなどに含まれているミネラルの一種である「ヨード」と、毒性を下げ水によく溶けやすくする為に「ポリビニルピロリドン」という成分から作られます。

ポビドンヨードは、感染症の原因となるウイルスや細菌、真菌などに対して抗殺ウイルス・殺菌効果があり、感染対策にもなるとされています。

イソジンの効果

皆さんは、のどの殺菌、洗浄、風邪対策などをするために、イソジンのうがい薬を使うイメージがありますよね。

イソジンのうがい薬の有効成分であるポビドンヨードは、のどの殺菌だけではありません。口腔内の洗浄・消毒・口臭除去にも効果的です。

イソジンで口臭対策は逆効果?

​​​​​​​​口臭を防ぐ方法として、イソジンで一度うがいをしたからといって、口臭が1日中抑えられるかというと残念ながらそうではありません。

また、ポビドンヨードを使用したうがい薬は、添加剤としてアルコールが含まれており、刺激が強く、口内を乾燥させやすいのです

濃い液の方が効き目がありそうだからといって、イソジンの濃度を濃くして使用していませんか?イソジンは、濃くしすぎても薄すぎてもいけません。

1回の量(イソジンの本剤2〜4mLを水約60mLにうすめる)を守って使用するのが一番効果を発揮します

また、1日数回に分けてうがいすることも大切なポイントです。

​​口臭の原因&改善方法を徹底調査

口臭には原因があり、大きく4つに分けられます。

そこで、4つの原因と改善方法を下記で解説します。

口内の口臭

原因

口内でニオイが強く発生する部分は主に4つあります。

  • 虫歯による深いくぼみ
  • 歯周病による歯周ポケット
  • のどの奥(中咽頭、さらに下咽頭)
  • 舌苔(ぜったい)の舌全体に白っぽい汚れが付着している部分

口腔内の口臭の細菌の一つに、「嫌気性菌」といって、食べかすから生じたタンパク質を分解し、硫黄ガスを発生させる菌があります。

「嫌気性菌」は、口内に生息した無酸素状態でも繁殖し活動する細菌で、このガスこそがお口のトラブルとなり、口臭の原因となるのです。

たとえ虫歯や歯周病に至っていなくても、プラーク(歯垢)が多く付着していると、独特な嫌な臭いを発し、強い口臭が起こります。

また、お口のトラブルとして、入れ歯のお手入れ不足、金属の詰め物・被せ物の腐食、口腔がんなども口臭の原因なのでご注意ください。

白く盛り上がった舌苔は、細菌やタンパク質を多量に含んでおり、細菌に分解される時、強い口臭が発生します。

改善方法

虫歯と歯周病については、歯科医で治療する必要があります。

プラークは、たとえイソジンのようなうがい薬を使っても、完全に取り除くことはできないので、歯ブラシでこまめに除去し、口臭の原因を防ぐことも大切です。

プラークの除去方法は、自分に合ったハブラシを使用し、歯と歯茎に歯ブラシの毛先が当たるように優しく磨いてください。

また、歯と歯の間のケアには、ハブラシの後に、デンタルフロスを併用することもオススメします。
デンタルフロスは、隣の歯に沿わせるように通して、プラークをしっかりと取り除きましょう。

舌苔部分は、ブラシタイプやへらタイプなどの舌苔専用のオーラルケアアイテムを使用することをオススメします。

内臓など身体の病気が原因

原因

体調に関連した口臭の原因として、鼻、のど、呼吸器、消化器など、病気を引き起こす内臓からくるものもあります。

たとえば​​副鼻腔炎は、主に上顎骨の中の空洞に細菌が入り込んで起こる炎症で、病的な分泌物が鼻から口の中に流れてきて、口臭を発生させます。

また、長期にわたる強いストレスが続いたりした場合、つまり精神的な心の病によっても口臭はおこります

なぜなら、自律神経は唾液の分泌に大きく関係するからです。

副交感神経は酸素を多く含み、サラサラな状態の唾液を分泌するのに反して、交感神経は酸素が少なく、ネバついた唾液を分泌します。

ストレスによって交感神経が優位になってしまうと、自律神経が失調し、口全体がネバネバでカラカラな状態となります。

その後、唾液の分泌が抑えられてしまいドライマウスの原因を引き起こします。

胃腸が悪いと腸の中で、悪玉菌が増え、腐敗ガスが発生して血液中に流れ、吐く息が臭くなるのです。

また、糖尿病・腎臓病などの内臓疾患による口臭は最も注意が必要です。

改善方法

胃炎やストレスなどから起こるドライマウスは、日常生活の見直しから改善されることが大切ですが、ドライマウスが原因で口臭が起こってしまった場合は、歯磨きやうがいなどで乾燥を防ぎ、のどの粘膜を潤すことが大切です。

副鼻腔炎・糖尿病・腎臓病などの内臓疾患からくる口臭は、肺がん、胃がん、食道がんなどの可能性があります。

口臭やニオイの実験結果として、「がん探知犬」という犬が持つ嗅覚を使い、癌などのニオイをかぎ分けて早期発見ができるほど、ニオイについては敏感になる必要もあります。

万が一、口臭が気になると言われた方は、1日も早い専門医(口臭であれば耳鼻咽喉科。体内などの可能性があるなら、循環器内科、消化器内科、腫瘍内科。)による治療をオススメいたします。

飲食物、嗜好品が原因

原因

ニンニクやニラなどを食べた後、お酒を飲んだ後、ほかにもタバコなどのニオイがお口に残るタイプの口臭もあります。

強いニオイのする飲食物を飲んだ後、コーヒーやお酒などの嗜好品が原因の口臭は、血液中に消化吸収されたニオイの素となる成分が肺を通り、口臭を引き起こします

改善

カフェインや香辛料を多く使用した飲食物、嗜好品などを摂取した際に起こる口臭は、時間の経過とともに次第に治まっていきます

対策としては、タブレットなどを口に含み和らげて、ニオイがなくなるのを待ちましょう。

飲食物が匂いの原因と特定できる状態であれば、治療などの心配をする必要はありません。

生理的口臭が原因

原因

生理的口臭とは、私たちの身体の生理現象として、自然に起こる口臭のことです。例えば起床時は誰でも口臭が起こります。

また、空腹時、緊張時も唾液が減り、口臭が強まります。ほかには、疲労が蓄積された時も口臭が起こります。

疲労と口臭の関係は、細胞内の水分が減り、身体にエネルギーを供給しようと​​して、肝臓がケトン体という物質を作り、血液中に放出しニオイを発します。ケトン体が増えすぎると甘酸っぱいニオイのする「アセトン」と呼ばれるガスが肺から出てくるので、口臭が強くなるのです。

そのほか、加齢による唾液の分泌の減少によるドライマウスの原因も考えられます。

改善方法

お伝えした通り、起床時、空腹時、緊張時は、特に口内の唾液の分泌が減少し、ドライマウス状態となります。

そこで、生理的口臭を防ぐためには、ストレスを受けている体の疲労を和らげて、リラックスさせることが効果的です。

身体の回復の経過によってニオイも次第に治まります。

ドライマウスによる口臭は、歯磨きやうがいなどで乾燥を防ぎ、常にのどの粘膜を潤しておくことで、さらに改善されます

イソジンで口臭のニオイは改善される?まとめ

口臭の原因はほかにもたくさんありますが、どんな場合でも、日頃の感染対策のためにうがいは有効です。

イソジンを使用する場合は、正しい濃度に薄めることを心がけ、一日数回にわけてうがいをすることが大切です

うがいだけでは改善されない場合は、ハミガキやデンタルフロスなども併用し、常にお口の中を清潔に保ちましょう。

ご自身でなるべくケアされたいのであれば、いま一度、食生活や規則正しい生活を心がけ、原因を確認し、1日のうがい、ハミガキの習慣を身に付け、お口を常に健康な状態に保てるよう日頃から改善に取り組みましょう。

それでも口臭が気になる場合は、歯科医院、または総合病院などに相談する方法もあります。

中には「口臭外来」という、口臭を専門とした医師の診断を受けることも可能です。もし病気からくる口臭であれば、専門医を尋ね、体調をいま一度見直してみてください。

口臭をきっかけに、体内の病気にいち早く気づくことができる可能性もあります。

日常生活に、まめにイソジンやハミガキを取り入れ、常に「未病改善」に取り組み、健康な状態でいれば、口臭を予防することに繋がるのです。

サイト運営者:太田 雄久

僕は、中年になって自分から発するニオイに気づかず、仕事やプライベートでの失敗を数多くしました。
当時は、ネットも今ほど充実しておらず、「ニオイで病院に行く」という発想もありませんでした。
人間は誰しもが老い、そして加齢臭は避けては通れない道なのです。
僕と同じように加齢臭が気になった人たちへ、良い情報提供をしようと特に加齢臭・口臭等のニオイに特化したサイトを立ち上げました。

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